私もルールはよくわからないが……時計ならわかる。
シカゴを拠点とする地元の時計メーカー、オーク&オスカー(Oak & Oscar)が、アメリカ最高峰のカーリング選手であるチーム・シャスター(Team Shuster)を観戦会ではなく、実際の時計で応援している。彼らは最近、チーム・ャスター ハンボルト 12hr(Team Shuster Humboldt 12hr)を発売したが、スティーブン・プルビレント(Stephen Pulvirent)が2018年に記事にしたブランド初の限定ではないハンボルトと、あることを除いてほぼ同じだ。今回のものには、裏蓋にオリンピックで実際に使われたカーリングストーンの破片がはめ込まれているのだ。
この時計は10本しか製造されておらず、5本は入手可能。残りの5本は、2月14日から19日の間に米国が参加したカーリング競技をテレビで見ていれば目にすることができた。ジョン・シャスター(John Shuster)、クリス・プライス(Chris Plys,)、マット・ハミルトン(Matt Hamilton)、ジョン・ランドシュタイナー(John Landsteiner)の4名がチーム・シャスターのメンバーとして、手首にこの時計をつけて北京オリンピックの金メダルを目指した。ジョン・シャスターは、鮮やかなオレンジ色のNATOで身につけていた。マット・ハミルトンのスニーカーも注目されているように、チーム・シャスターはスタイルも本格的なようだ。
我々が思うこと
カーリングと同じようにハンボルトも中西部から入ってきた。完璧にマッチしているのだ。チームをひと目見れば、彼らは北京オリンピックで祖国のために奮闘し、我々の誇りになることを目指した実直なアメリカ人であることがわかるだろう。ハンボルト、そしてオーク&オスカーは地に足の着いた、仕事の大小にとらわれない雰囲気を持っている。
コラボレーションやパートナーシップで私が興奮するのは、ふたつのケースだ。ひとつは、今回紹介した時計のように、価値観の共有や親近感から完璧に筋が通っている場合、もうひとつは、昨年紹介したミリタリーにフォーカスしたマラソンとJクルーウォッチのように、一見筋が通っていないように見えるが、最高に魅力的なストーリーである場合だ。
私はしばしば言う。時計が時間を知らせる以外に最も有用な役割は、時計そのものよりも大きな何かについて(それが何であれ)学ぶための出発点として機能することだと。今回はカーリングというスポーツを理解するためのきっかけとなった。北京でのチーム・シャスターの健闘を讃えたい。